枠順確定で2つの大きな変化が起きた。①本命ロブチェンが大外8枠17番に入り、皐月賞の2枠先手とは正反対の位置から運ぶことになった。②上の「枠順前の読み」で△に置いていたベレシートが日本ダービーに出走しない(回避)。この2点を踏まえ、本予想は印と買い目を組み直す。下の「枠順前の読み」は一切変更しない——枠順前にAIがどう読んでいたかは、結果のいかんにかかわらず残す。これがこのサイトの約束だ。
ロブチェン(17番・8枠)。これは皐月賞の好枠とは真逆だ。あのレースを逃げ切れたのは2枠4番から先手を取れたから。大外からハナを主張するなら脚を使うことになり、無理に行けば道中で消耗する。東京2400mは中山より枠の影響が小さく直線も長いとはいえ、「自在性」を武器にする馬として、本予想では絶対視のトーンを下げる。本命は維持するが、買い目は◎軸一辺倒にはしない。
リアライズシリウス(11番・6枠)は中団~好位を取りやすい絶好枠。共同通信杯を東京で勝った馬として、最も整合的なポジションに入った。総合評価は枠順前と変えず、相対評価は上昇する。
ゴーイントゥスカイ(14番・7枠)は外目だが、前走青葉賞は16番から差し切っている。同じ東京2400m、同じく外目の枠は前走の再現に近い構図。鞍上は武豊。前と後ろどちらから運ぶかの判断が決め手になる。
ライヒスアドラー(1番・1枠)は差し馬にとって最も厳しい枠。皐月賞でも後方からの差しで3着まで届いたが、東京の最内で同じ脚を使えるかは展開次第。△は維持するが、買い目内の重みは抑える。
そしてベレシートが出走しないことを受けた△代替として、コンジェスタス(6番・3枠/西村淳也)を新たに採用する。この馬は前走京都新聞杯でベレシートを直接負かしている。「距離延長で上昇する別路線組」という、枠順前にAIがベレシートを△に置いた論拠は、勝った側のコンジェスタスにそのまま引き継がれる。コントレイル産駒の血統も府中の長丁場に向く。
皐月賞をレコードで逃げ切ったロブチェンと、半馬身差の2着に敗れたリアライズシリウス。世代の頂点を決めるダービーは、まずこの2頭の再戦が焦点になる。だが舞台は中山2000mから東京2400mへ。皐月賞は超高速馬場の中山で、前に行った馬がそのまま残る「機動力勝負」だった。ダービーは400m長く、直線も段違いに長い。同じ力関係が、そのまま持ち込まれる保証はない。
AIが過去10年を分析すると、ダービーは先行馬が優勢でありながら、上がり最速馬の複勝率も約5割と高い。つまり「前で立ち回れる機動力」と「最後まで脚を使う持続力」の両立が問われる。この視点で各馬を並べ直すと、皐月賞の着順とは違う序列が見えてくる。
起点は本命のロブチェンだ。皐月賞では2枠から先手を取り、1分56秒5のコースレコードで押し切った。注目すべきは、ただ逃げただけでなく「自分でレースを作って勝った」自在性にある。これは展開に左右されにくい強さで、東京でも前々の好位を取れれば最大の武器になる。一方で死角もある。逃げ切りは「目標にされる」立場でもあり、東京の長い直線では後続に脚を測られやすい。AIはこれを「最有力だが絶対視はしない」と評価した。
逆転筆頭はリアライズシリウス。この馬は東京コースで2戦2勝、共同通信杯ではロブチェンを直接退けている。皐月賞は中山の小回りで包まれ、力を出し切れなかった面がある。広い東京への替わりは明確なプラスで、瞬発力勝負になれば逆転は現実的だ。AIは「コース適性の上積み」を重く見て、本命との差はわずかと判断した。
そしてAIが最も注目したのが、皐月賞を使っていない別路線組の存在だ。青葉賞を勝ったゴーイントゥスカイは、同じ東京2400mを勝った実績がそのまま本番に直結する。鞍上は武豊。コントレイル産駒という血統も府中の長丁場に向く。皐月賞組の「中山適性」を、東京では「東京実績」が上回る可能性——ここに妙味があると見た。京都新聞杯2着のベレシートなど、距離延長で台頭する伏兵も軽視できない。